素材の技 縞石
熊本県天草で採れる縞石(しまいし)と呼ばれる縞模様の陶石がある。その縞は1400万年前にマグマの熱水活動により地下水が流れた跡。鉄分を多く含み器の雑味となるため等級があまり高くない。近年、資源の枯渇を避けるため縞石から鉄分を取り除く技術が開発され白い石が生み出されるようになっている。
TRACE/Black
鉄分を取り除かない縞石そのものを素材として使ったシリーズ。
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TRACE/White
鉄分を取り除かない縞石そのものを素材として使ったシリーズ。表面の釉薬(ゆうやく・うわぐすり)に縞石から取り除かれ廃棄物となる鉄を混ぜ込むことで器の模様として再利用している。 ※釉薬(ゆうやく・うわぐすり)とは…窯に入れて焼く前に器に掛けるガラス質の塗料のこと。本来は器の丈夫さや光沢、色彩を与えるために行う基本的な機能を装飾の面で高め、窯元によって様々な技法が生まれている。
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